インバウンドで、未来を開く

現状把握から考えるこれからの日本のインバウンド

これまでに見てきた諸外国の観光立国を目指す取り組みと、世界での観光市場の実状、さらには、現段階で日本が置かれている状況をひとつひとつ照らし合わせ、インバウンドの推進を行っていくにあたり、日本はこれからどのような課題と向き合い、観光立国への可能性を開いていくかについて考え、見ていきましょう。まずはじめに着目すべきは、インバウンドとアウトバウンドのバランスの悪さでしょう。アウトバウンドとは、日本人が海外へ旅行に行くということになりますが、統計を取り始めた当初から現在まで、この数字の変化はほとんど無いという報告がされているそうです、対するインバウンドの数字は、統計を取り始めた当初こそ目標数に届かず、そのほとんどが仕事での訪日であるという寂しい観光市場だったようです。しかし近年では、世界各国から旅行者が訪れるようになり、その数字は急上昇していると言われています。数年後には東京オリンピック・パラリンピックを控え、これから予想される訪日観光客数が、政府目標数を達成するとも言われています。さらに、もしこのまま仮にアウトバウンドの数字が変化しない場合、その差は約2倍以上になると言われています。これは一体どういうことで、何が問題かというと、日本に来たい外国人は増えているが、日本人は外国へ旅行をしていないということです。つまり、この現象がどういう影響を与えるかというと、日本人の飛行機利用が減少し、そのため、搭乗率は安定せず、航空会社は航空路線を供給・維持できなくなる、もしくは航空券の料金が大きく上昇すると言う事態が予測できるでしょう。つまり、これらが原因となり、インバウンドの数字も目標を達成できないというリスクも発生すると言うことができる大きな問題となるでしょう。

大人も子供も!パスポートを取得して、外の世界を知りましょう!

大人も子供も!パスポートを取得して、外の世界を知りましょう! 日本を、世界の観光立国として確立していくためには、インバウンドとアウトバウンドの両方のバランスを取りながら成長させていくことが、これからの需要な課題と言えるでしょう。そのためにはまず、大人はもちろん、これからの時代は子供もパスポートを取得しましょうという促進運動を提案していくべきではないでしょうか。現在の日本人のパスポート保有率は、世界の平均ではなんと、圧倒的に最下位だという報告がされているようです。そもそも、世界の先進国では、ほとんど国民全員がパスポートを取得している事実に比べ、日本人はなんと4人に1人しか持っていないのは、どういうことなのでしょうか。さらに、パスポート保有率は毎年少しずつ減っているという報告もあり、つまり今、日本は鎖国を彷彿とさせるほど内向きになっていると言えるでしょう。要因の一つには高齢化という問題もあ理ますが、それを抜きにして考えたとしても、かなり深刻な問題なのでは無いでしょうか。国内保有率の最下位は青森兼であり、 四人に1人さえパスポ ートを持っていないということになります。こういった統計は、出国率にも大きく影響するのはお分かりでしょう。つまり、日本人のほとんどの人が海外に興味がないといえるのでしょう。にも関わらず、インバウンドを謳い、騒いでいる。そんな偏った思考が、すでに地方空港での国際線の減便という状況を生み、問題となっている。日本人自身も海外に出掛けていかなければ、観光立国の実現は難しいでしょう。聞かれた日本を目指すならば、まずは鎖国をやめて、どんどん外へ出ていくことが肝心なのではないでしょうか。